HTMLコーディング代行を選ぶポイント

HTMLコーディング代行会社は現在30社ほどあります(筆者調べ)

どの会社もサービス内容はHTMLコーディングの制作がメインですが、コーディングルールが異なったり、コーディング以外のデザイン制作や運用なども行っていたり、また金額も異なりますので、どの会社でも同じサービス、とはならないのが現状です。

(※余談ですが、筆者がHTMLコーディング代行を使いだした5年ぐらい前は、まだ5,6社程度しかなかった・・・・という記憶があります。どんどんいろいろな会社が増えて、市場が大きくなっているのかもしれませんね)

そこで悩むのが「選び方」。どの会社のホームページにも、いいことばかり書いてますが、本当にそれだけなのか、デメリットは無いのか、金額の違いはいったいなぜなのか・・・・など、いろいろな疑問が浮かんできますよね。

色々な基準があると思いますが、私がいつもチェックするポイントをお見せいたします。

サイトに書いてある金額は、実は参考にならない

どのHTMLコーディング代行会社も、価格はサイトに明記されています。だいたいが

基本料金 と 1ページの単価

から計算できるようになっています。またサービスによってはオプションも色々あるので、プロジェクトの詳細が決まっていれば、自分で総額を計算できるようにはなっています。

でもこれ、実はあんまり役に立ちません。私の経験だと、実際に見積もりをしてみると自分で計算した金額よりも高くなる場合(例えばページの単価が長さによって変わる、スケジュールが短い場合は料金が変わる、オプションにはないが特殊な仕様を追加すると大幅に変化する 等)もありますし、逆に予算をベースに値下げに応じてくれるHTMLコーディング代行会社もあるのです。

よって<サイトに書いてある価格の大小では、HTMLコーディング代行会社を決められない>と覚えておいてください。つまり金額は、実際に問い合わせをしないとわからないということです。

サイトに書いてある納期は、着手してからの納期

HTMLコーディング代行を使うタイミングでも書きましたが、HTMLコーディング代行会社は、各社それぞれ制作者を抱えてビジネスをしています。つまり制作者が受けている仕事がいっぱいだと、HTMLコーディングを依頼してもすぐさま着手できず、着手自体が先延ばしになる、ということもあります。

ですので、サイトに書いてある納期 = スケジュール ではないということです。

筆者の感覚だと、だいたいどこのHTMLコーディング代行会社も、常に先2週間ぐらいはリソースが埋まっているということが多いように思います。

また逆に、予定していたプロジェクトが急にキャンセルになってリソースが空くということもあるそうで、絶対無理だろうなと思って相談した直近のプロジェクトを受けてもらえたこともあります。

よって<サイトに書いてある納期からは、スケジュールは決まらない>と覚えておいてください。つまりスケジュールは、実際に問い合わせをしないとわからないということです。

電話対応ができるかどうかで違いが分かる

HTMLコーディング代行会社によっては、コストを抑えるために電話での対応をしていない場合があります。確かにその分金額は安いのですが、その分問題があった場合の対応も、すべてメールでやりとりになる、ということです。

また逆に、電話番号をしっかりサイトに告知している会社は、「電話を受けて対応できる体制がある」=ある程度の規模がある ということでもあります。規模のある信頼できる会社の一つの基準と考えてもいいと思います。

筆者は簡単なプロジェクトは価格重視で電話対応が無い会社に依頼しますが、ほとんどのプロジェクトは電話対応ができる会社(実際電話するかどうかではなく、体制がきちんとしているかどうかという意味で)に依頼することが多いです。

担当ディレクタがつくかどうか で違いが分かる

どこのHTMLコーディング代行会社も、実際に業務をお願いすると、担当者さんからメールが来て入稿方法などを教えていただくのですが、この担当者さんがメールするたびに変わる・・・・・ということが少なからずあります。たぶんコーディングのみを行うサービスなので、手が空いた人が、どんどん流れ作業で各プロジェクトを対応しているからではないかと思いますが、普通のWeb制作だとありえないって思いますよね。実際そういう会社の場合、最初に伝えていた指示が伝わっていなかったり、意図していない表示になっていたりとトラブルが発生しやすいです。

私はいつも必ず、コーディング代行を依頼する前に、担当ディレクタがついてくれるか、途中で変わらないか、をメールや電話で確認しています。LINK「電話対応ができるかどうか」も実はこの時に大事でして、一度そのディレクタさんと電話で話せたりすると安心しますよね。担当ディレクタがついてくれるかは、結構重要なポイントです。

打ち合わせができる会社を選ぶ

ある程度の規模のプロジェクトになれば、事前に仕様を共有し、スケジュールや納期、予算を相談したいときもあります。エンドクライアントとの打ち合わせにも一緒に同行してほしい場合もあります。

HTMLコーディング代行会社でも、何社かは会って打ち合わせすることが可能なようです。また拠点がニアショアや海外のオフショアの場合は、ビデオ会議等に応じてくれるHTMLコーディング代行会社もあります。

ただ条件があったり別途費用がかかる場合もあるので、事前に確認しておいた方がよいと思います。

筆者の経験でも、いくつかの会社に問い合わせをする際、来社して説明してもらえるかは確認するようにしています。打ち合わせが不可な会社はやはり何かあったときの対応に問題がある場合も多く、なるだけ簡単なプロジェクトだけを頼むようにしています。(その分コストも安いですが。。)

依頼案件によって依頼する会社を変える

プロジェクトによって求める「要求」はバラバラです。例えば

  • 緊急でコーディング依頼をしたい!間に合わない!
  • 流し込みだけを依頼したい!
  • 動きのあるサイトを依頼したい!
  • スマートフォンサイトの制作を依頼したい!

など、依頼したい内容は様々です。

また、各会社によっても得意不得の分野があります。

緊急の場合でも土日に対応してスピーディーに作業をしてくれる制作会社
流し込みだけなら海外にオフショアで構えているので費用を安く抑えられる制作会社
WordPressに熟して自社でプラグインを制作している制作会社
コーディングスタッフが20名体制でチェッカーもいる制作会社
などバラバラなのかなと思います。

ただコーディング依頼の際に何社かお見積もりを取ると制作会社によって費用感がバラバラです。
これが頭を悩ませる原因でどうししたらいいのか?と悩んでしまう方が多いと思います。

各制作会社のページ単価だけで見るのではなく、オプション料金をしっかりと見て検討をいたしましょう。
目先だけのページ単価だけ見ると安いがJavascriptなどのオプションをつけたら価格が高騰しあれって?なることが多いと思います。
コーディング依頼する際に何もオプションが無いってことはほぼないので、注意してみるとよいと思います。